本屋で出版社別に並べるのはもうやめたらいい

どうも、煤渡(@suswatari88)です。

先日、月9ドラマを観てたらこんな場面が。

数式と理論で生きるリケジョ(理系女子)が、文系引きこもり男子の部屋を片付けていたんですが、漫画も小説も全然わからない彼女はなんとも奇抜なカテゴリ分けで本棚を整理したのです。

忍者ハットリ君は「歴史」、ベルサイユのばらは「植物」と分類。さらに、銀河鉄道の夜と銀河鉄道999を、バカボンとバガボンドを同一カテゴリとして仕分けていました。

観ていたときはただ笑ったんですが、考えてみるとこれ、実際に本屋がやっても案外面白いんじゃないだろうかと。

 

もう本屋に本を探しには行かない

本屋に行くと、出版社別や著者名順などで、多数の本が並んでいるのが一般的です。

確かに、これが欲しいという「目当ての本」がある人にとっては、探しやすくてそれなりに便利だろうと思います。

ですが、ここらでもう、この陳列はやめにしませんか。

 

もういまの時代、目当ての本があるならネットで探す方が早いですよね。しかも確実に見つかる。そのままクリックで買えて自宅に届きます。

よほどの大型店舗でもない限り、膨大な量の書籍を満足に網羅している書店は少ないですから、在庫の面でもネットの方が確実ですよね。

「目当ての本を探して」書店へ行く人は、どんどん減っていくはずです。ということは、本屋に来る人の中で「目当ての本が特にない人」が増えます。これからは、そういった人たちが楽しめる本屋が増えてほしい、増えたら面白いだろうと思うんです。

もう辞書の索引みたいに、「目的がある人が探しやすい」本屋を作ろうとするのはやめにしましょう。そんなものはネットか、一部の超大型書店にだけ任せればいいんです。

 

探しやすさを捨てれば個性が出る

目的もなく、フラッと来た人が楽しめる本屋。例えばヴィレヴァンが、早くからそんなスタイルであることは周知の通りです。

ヴィレヴァンの場合は雑貨が多いのも楽しめる理由ですが、本しか置いていない書店でも「あそこに行けば何か楽しい」と思える店が作れるんじゃないでしょうか。

実際に、バカボンとバガボンドを関連本として並べている書店があったら、「全然関係ないやんけ(笑)!」とツッコミを入れつつ、その店がちょっと好きになると思います。

探しやすさなんて捨てて、もっと店ごとの個性を確立していけばいいんです。

 

以前、たまたま入った新宿サブナードの「福家書店」には驚かされました。品揃えが完全に、女性の自分磨きをサポートするものに特化していたんです。

しかも、それらの書籍が全て「BEAUTY」や「LOVE」など、なんかいい感じの単語を使いながら、いい意味であいまいなカテゴリ別に陳列されていました。男のわたしでも面白かった。

 

おわりに

これからは、書店ごとの個性をもっと打ち出し、その個性を好きになってもらうべきではないでしょうか。

本屋が過剰に淘汰されて、大型書店かネットショップだけになってしまっては少し寂しいです。目的なく本屋をぶらぶらするの好きなんですよね。

 

小説が苦手(けれども読みたい)なわたしにとっては、正直言っておなじみの並べ方では全然楽しくないんです。出版社とか著者とか、そういうのじゃないベクトルでも面白い本にもっと出会ってみたい。

わたしみたいなやつでも楽しめる書店が、もっと増えてくれることを願います。全国の書店さん、お願いしますよ。

さよならを言うのがこんなにもつらい相手がいるなんて、ぼくはなんて幸せなんだろう。さようなら!