眼鏡デビューしたら、音がよく聴こえる様になった

眼鏡と犬

photo credit: Hangover via photopin (license)

ご機嫌よう、煤渡(@suswatari88)です。

実はわたし、今年の一月に眼鏡デビューしました。

眼鏡萌えの可愛い女子にモテたかった訳ではなく、目が悪いからです。

そして「目が悪くなった」ではなく「目が悪い」と書いたのは、実は何年も前から視力の低下を実感していたからです。

 

高校三年生の時、受験勉強で視力を落としたらしく、大学に入ってみると教室が広いため、黒板が見えなくてひどく焦ったのを覚えています。

すぐに手頃な眼鏡を買ったんですが、一ヶ月で壊れてしまい。それ以来「眼鏡めんどくさいな」と思い、日常生活にはギリギリ支障もなかったので裸眼で乗り切ってきました。黒板は諦めました。

 

眼鏡をしていると、音がよく聴こえる

けれども最近になって、どうも前よりさらに視力が落ちたのではないかと思いまして。そこで、今年になって改めて、きちんと眼鏡デビューしたという訳なんです。

おいおい、眼鏡ユーザーは皆こんなにクッキリとした世界をいつも見てたのか? どうして教えてくれなかったんだい、眼鏡は薄情なやつばかりだぜ。思わずそんな軽口をたたくほど、視界が明瞭になりました。

 

ところで、半年ほど眼鏡を使ってみて、自分でも少し驚いたことがあります。眼鏡をしていると、音がよく聴こえるんです。

テレビや映画などを観ていると特に感じるんですが、裸眼の時よりも音がハッキリと聴こえる気がします。その上、意識的に音を聴こうとしなくても、楽に耳へ入ってくる様な感覚もあるんです。

 

目が意識を支配しなくなった

目=視界というのは、ヒトの意識の大部分を支配しています。目を開けていればどうしたって何かが見えていますよね。

耳にも常に音は入ってくるけれど、必要なければ無意識にそれを遮断して、さほど意識領域の容量は使っていない。そんな瞬間が目に比べると多いはずです。

何かを集中して読んでいると、意識して耳を閉ざしている訳でもないのに、周りの音が聞こえていない。一方で、何かの音を集中して聴こうとして、意識的に目を閉じる。

こういった経験はあなたにもあるだろうと思います。基本的に、ヒトは「目>耳」の中で生活しているんでしょうね。

 

そんな中で、目が多少悪いくせに裸眼で乗り切っていたわたしは、普通以上に目が意識を支配していたことになります。

「完全に視界がぼやけて見えていない」というほどではなかったため、常に目をちょっと細めたりして「ピントを合わせる」という作業をやり続けていました

ところが、眼鏡のお陰で「ピントを合わせる」ことを頑張らなくても、勝手にピントが合っている状態になりました。

そのため、目にばかり気を取られていた状況から少し解放され、なにやら音がよく聴こえる様になった気がしたんでしょう。実際はただニュートラルな状態に戻っただけなんです。

 

おわりに

わたしは音楽屋なので耳でこれを感じましたが、人によっては匂いかもしれないし、肌の感覚かもしれません。

とにかく言えるのは、目の支配力を落としてやると、埋もれていた他の感覚が浮き出てくるということ。そして、眼鏡をしてみるとそういった埋もれた感覚が予想以上にあるんだと手軽に気付けて、ちょっと面白かったということです。

わたしの様に、「眼鏡無しでも一応生活できているが、あれば助かる」ぐらいには視力が低下している人は少なくないでしょう。そういった、自分の目が悪いことを普段自覚していない人にこそ、眼鏡をオススメしたい。結構面白いですよ。

さよならを言うのがこんなにもつらい相手がいるなんて、ぼくはなんて幸せなんだろう。さようなら!