SAKEROCK最後のMV『SAYONARA』が泣ける理由

ご機嫌よう、煤渡(@suswatari88)です。

本日、SAKEROCKのラストアルバム『SAYONARA』が発売されました。

店着日でもある昨日から、収録曲「SAYONARA」のMVが公開されています。これが彼らの、最後のMVだろうと思います。

早速観てみたんですが、なんとも泣けるMVになっていました。是非あなたに紹介したい、まあ聞いてください。

 

おふざけ無し、ラスト感あり過ぎのビデオ

SAKEROCKのビデオといえば、以前紹介した様に、昔はぶっ飛んだジョークが大きな魅力でした。

ですが、前作となるベスト盤収録の「Emerald Music」のMVから、ジョークもギャグも無くなっています。

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今回のSAYONARAも、同じ様におふざけ無しの作り。正直、わたしの予想は真逆でした。

近年、SAKEROCKリーダーの星野さんは闘病の経験から「楽しいことだけやりたい。もう辛いとか悲しいとか、そういうのはいい」といった考え方が顕著になってきています。

よって、もしラストアルバムからMVが出るなら、それはそれは素敵なジョーク満載で、解散の悲しさなど微塵も感じさせない「やっぱりSAKEROCKはSAKEROCKだな(笑)」といったものを作ってくるだろうと思っていたんです。いや、寂しいからそう思いたかった。

でも結果は違いました。今回のMV、そしてSAYONARAという楽曲。真面目なだけではなく「ラスト感」が強い映像となっています。そりゃ泣くわ。

 

気軽に再生して言葉を失った

前述の様な予想で、「お、MV公開されてんじゃん」と気軽に再生したわたしは、すぐに言葉を無くしました。

まずこのイントロ。聴いてすぐさま、彼らがファンに向かってクソ真面目にさよならを提示しようとしていることが伝わってきました。嫌というほど。

おいおい、やめてくれよ。SAKEROCKのさよならはそういうんじゃないだろう。そんな風に照明当ててかすんだ映像にしないでくれよ。

 

イントロが終わり、本編が始まります。ハマケンの鳴らす主旋律に、以前の様なコミカルさが無い。ちゃんと寂しさを煽ってきます

それから大地さんのドラム。今までこんなに、暴力的な音作りにしたことがあったでしょうか。号泣しながら殴りかかってくる様な音とでも言いましょうか。やめろ。

 

SAKEROCKがやりたかったこと

全然受け止められないまま曲は進み、星野さんの歌とともに突然場面が変わります。と思えば、今度はみんなでシンガロング。「ラララ」だけで人って泣けるんですね。

カメラワークで誤魔化されていたんですが、この辺りでやっと、5人が向かい合って円形になって演奏していることがわかります。さらに、最後はそれを見せつけるかの様に、上空からのアングルで映像が終わります。

 

以前、星野さんが「ホントはライブで、全員で向かい合って演奏してみたい」といった発言をしていました。現実には難しいとのことで、SAKEROCKはいつも半円型の様な配置で、観客に正面を見せずに演奏していました。

最後にやりたい様にやれた、ということでしょうか。そう捉えていいんですよね? 色々あったけど、楽しく最後を迎えられたと。頼むからそうであってほしい。

 

そういえば、6月のラストライブは両国国技館だそうです。公式HPにも「SAKEROCKらしく開催!」と書かれています。

国技館といえば、完全に円形で周囲が360°客席という作り。今回のMVと同じく、全員で向かい合って最後の演奏をするつもりなのではないかと。泣ける。

 

おわりに

もう少し冷静にラストMVを紹介するつもりだったんですが、つい熱くなってしまいました。是非ともSAKEROCKからの「真面目なさよなら」を聴いて、観てみてください。

さよならを言うのがこんなにもつらい相手がいるなんて、ぼくはなんて幸せなんだろう。さようなら!

 

 

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