さよポニ『青春ファンタジア』のMVが好きなので紹介する

さよポニ『青春ファンタジア』のMVが好きなので紹介する

さよならポニーテールというアーティストをご存知だろうか。

数名の女性ボーカル中心、バンドというよりは企画ユニットといった類である。音楽だけでなく、漫画などでの活動もある。説明が難しいので、詳細なプロフィールは公式HPで確認してほしい。

参考:さよならポニーテール | SonyMusic

 

いまだに一度もライブは行われておらず、ネットが主な活動場所である。今でこそ珍しくないだろうが、彼女らを知った当時はなかなかの衝撃を受けたものだ。

 

青春ファンタジアのMVがすごい

さよポニの説明をし出すと長くなるので、とにかく今回はこのMVを紹介したい。2013年発売のアルバム「青春ファンタジア」のビデオである。

 

観てもらえればわかるが、アルバム収録の13曲をメドレーにした、トレイラー映像の様なものになっている。

それぞれの曲に、一人ずつ美少女が当てられており、合計13名の美少女を楽しめる。おい、ここまで読んでやっと再生したやつ、正直に手を挙げろ。さよポニは他のMVでも美少女が楽しめるぞ、Youtubeチャンネルをチェックしてこい。

 

美少女の美しさについては何も言うことはないが、ワンカットで繰り広げられるこのアイデア、素敵すぎるだろ。思いついたやつ絶対ガッツポーズしただろ。しかも、そのアイデアの素晴らしさに甘えることなく、細部までこだわりが見える。

曲が変わる時のきっかけが観ていて楽しく、大胆な照明演出も良い。全体を通して流れるストーリー性も面白く、そのストーリ性を演出するために、曲順はアルバムと異なっている。

 

ところでワンカットのMVというと、以前も紹介したOK Goのこちらが話題になったことは記憶に新しい。

 

正直、これを観たときは「すごいけど金かかってんだろなー」という感想だった。

しかしどうだ。別にさほどのお金をかけずとも、例えば同じ「ワンカット撮影」というアイデアにしたって、さよポニの様なこともできるではないか。

あえて無思慮に言わせてもらうが、これが日本のやり方だ、とすら思った。

 

楽曲は王道

さよポニのなにが好きかって、「普通にいい曲」ばかりだということである。

ライブをやらなかったり、全員のヴィジュアルがイラストであったり、メンバーの中に人間でないものがいたり。音楽外のプロデュースに関しては、トリッキーなものが目立つ

けれども、いや、だからこそと言うべきか。音楽に関しては、王道の「良さ」で勝負しようとしているのが伝わってくる。ベタでありきたりと言いたいのではない。変に奇をてらおうとしていない、ということだ。

 

インディーズ時代の曲だが、わたしは偶然myspaceでこれを聴いてハマった。

音楽的な新しさ、技術などが強く出るタイプではない。ともすると、こういったキャラ・世界観作りがなければ、楽曲の力だけではここまでこれなかっただろう。

王道な良さだけでは難しい、というのも皮肉なことだが、そこまで見据えた上でのプロデュースだとすれば、末恐ろしいことである。

 

おわりに

学生時代に「さよならポニーテールってやつのコピバンやります」と言って、気でも触れたかと心配されたのはいい思い出だ。

それがいまや、立派なメジャーアーティストである。わたしの耳に狂いはなかったぞ、ふはは。

ライブをやらないくせに、HPに「ライブ」というメニューがあったりして笑える。あなたも今夜は、さよポニの柔らかな声に包まれて眠るといい。

さよならを言うのがこんなにもつらい相手がいるなんて、ぼくはなんて幸せなんだろう。さようなら!

 

 

煤渡(@sswtr_in_cafe)