コーヒーとカレーのお店「あちゃ」|隠れ家な老舗喫茶に迷い込んできた

緊急事態だ。

今回紹介するのは、立川にある「コーヒーとカレーのお店 あちゃ」である。が、いつもの様な記事にまとめることができなかった。

立川喫茶あちゃの看板

 

先に謝っておこう。この記事、写真が大量です。すいません。

店に入るやいなや、初来店だったカメラマンが大興奮。「カメラの容量が足りない」と泣き笑いながら、いつにもましておびただしい数の写真を撮影。

結果、とても厳選することはできない状態になり、それならいっそと、今回はひたすら写真を楽しんでいただく事にした。

これでもかなり枚数を絞り込んでいる。ご容赦頂きたい。決して、わたしが面倒だからと取材を放棄した訳ではない。あー楽チンだった。

 

さて、始めよう。それにしてもこのお店、カフェとか喫茶店とか、そんな型にはめるのもなんだか違う様な場所だ。

立川喫茶あちゃ店内立川喫茶あちゃ店内

 

「最近は皆、早く出てくる店(ファストフード店など)ばかり選ぶ。男女でうちに来ても、お互い携帯をいじっていたり。ゆっくり話せばいいのにね(笑)」

そう言って、少年の様に笑うマスター。もう30年以上、このお店を守り続けている。

 

「常連さん達に助けられてなんとかやってきた」との事だが、お店の魅力とマスターの人徳あっての事だろう。

「“遊び”がわかる人でないと楽しめないかもしれない。そういう人達に、のんびり楽しんで欲しい」という言葉の通り、飲食店というよりも、マスターや常連さん達の遊び場・秘密基地とでも言った方がしっくりくる気がした。

 

立川喫茶あちゃ店内立川喫茶あちゃ店内立川喫茶あちゃ店内立川喫茶あちゃ店内

 

常連さんの中に民族楽器を弾く方がいて、そこから繋がっていまではライブや楽器交換会なども盛り上がりを見せているという。

店内にも数点楽器が置いてあり、お店の風景に同化していた。

立川喫茶あちゃ店内立川喫茶あちゃ店内

こういった民族楽器やエスニックな雑貨が大量にあるのだが、そのすぐ隣には日本人形があったり、蛇の目傘や欄間が間接照明になっていたりもする。

和洋が雑多に混ざり合っているのに統一感があり、結局全部が「あちゃ」の色になってしまう。不思議な空間である。

 

「海外がいいとか、新しいものがいいとか言うけど、古い日本にも素晴らしいものがたくさんある。もっと日本に誇りを持っていい」

眉間にしわを寄せて話しそうなこんな言葉も、柔らかい表情で自然に、楽しそうに話して頂いたのが印象的だった。

 

立川喫茶あちゃ店内立川喫茶あちゃ店内立川喫茶あちゃ店内立川喫茶あちゃ店内cafeacha14-150108

ところで上の最後の写真、テーブルの天板には高級木材の「黒柿」が使われている。居合わせた常連さんが教えてくれた。

元は奥さんの実家にあったちゃぶ台だという。その奥さんも「全然知らなかった。テレビで観て黒柿だと知った」と笑う。

「こういうものがさらっと置いてあるのもこの店の楽しいところ」と、常連さんも楽しげに話していた。

 

お店へ行くと、大量の緑も目を引くだろう。日々葉っぱの様子を見ながら、数十分かけて店内の植物に水をやるそうだ。

立川喫茶あちゃ店内立川喫茶あちゃ店内立川喫茶あちゃ店内立川喫茶あちゃ店内立川喫茶あちゃ店内立川喫茶あちゃ店内「小さい鉢植えだと時々忘れて、枯らしちゃうこともある(笑)」と、悪戯っぽく笑っていた。

 

今回は以上である。店内の壷や卓上の器、食器にいたるまで、マスターと奥さんの自作陶器が多数あるという。これもしかして?と思うものがあれば、恐らくほとんどがそうだろう。

マスターはパソコンをやらないので、facebookとtwitterは常連さん達で運営しているそうだ。愛されている。

もうこれ以上は何も言うまい、あとはあなた自身で体験して欲しい。写真多数で読み込みづらかっただろう、最後まで本当にありがとう。

さよならを言うのがこんなにもつらい相手がいるなんて、ぼくはなんて幸せなんだろう。さようなら!

 

 

文章:煤渡(@suswatari88)
写真:HAN YUMA

コーヒーとカレーのお店 あちゃ
東京都立川市錦町2-1-8 グリーンビル2F(MAP)
TEL:042-526-2278
MAIL:[email protected]
OPEN:11:30~21:00(20:30 L.O)
定休:なし
喫煙:全席可
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